Statment
Lumen gallery 4/23(Tue) - 28(Sun)
竹下 想、楢崎 ハル、松岡 湧紀、室田 光祐
OPEN 13:00 - 19:30 | 京都府京都市下京区下鱗形町 下京區麩屋町通五条上る下鱗形町543 有隣文化会館2F
「#ファインダー越しの私の世界」のハッシュダグが存在する様に、誰もがスマホやカメラを持ち「写真」を生み出している。展示を主宰するFLATは2013年に発足した写真団体で、最初は各大学の部活やサークルの延長線上に位置していた。
6年間の間に勉強会、コンペの主催、写真作品の言語化など、作家として自立するために力を入れてきた。その間に写真の取り巻く状況は変わった。iPhoneはデジタルカメラの性能と並び、instagramは2014年に国内で正式にリリースされ、スマホを中心に写真加工アプリが続々登場している。
SNSのプラットフォームで日々更新され氾濫するイメージが数字で評価され、場合によっては芸術のように語られることさえある。
しかし、形式的で均質化された場所から作品が生まれてくることはない。
私たちはノーストップで埋もれ行くイメージの中から「写真」をすくい取る。
In recent years iPhones have caught up to digital cameras. In 2014 Instagram was released in Japan. The worth of images on social media platforms is reduced to numbers. But no work of art is born from formal, homogenous space. We are buried in images non-stop, yet from there we find a photograph.
/ Events
4/23(Tue)オープニングパーティ / 表現の話をしよう | Let’s talk about art -opening pary -
19:30 - 21:30 無料 | 予約不要
竹下 想、松岡 湧紀、室田 光祐
表現の話をしようは、UNFLATのイベントから派生した作家との交流を目的にしたコミュニティです。展示のオープニングパーティと合同で開催いたします。展示作家との交流だけではなく、作品を持ち寄りディスカッションできる場所としてお気軽にご参加ください。
UNFLAT(So Takeshita, Yuki Matsuoka, Kosuke Murota and others) has worked together to make the words for artworks through the critical viewpoint about art photography. In this event, trying to appreciate the artworks more deeply through talking with the artists in front of his work.
4/27(Sat)トークセッション | Talk session
19:30 - 21:30 無料 | 予約不要
竹下 想、楢崎ハル、松岡 湧紀、室田 光祐
私たちと写真を取り巻く環境はタブレット端末の登場によって変わって来ました。それは、どのようにして作品に現れるのでしょか。出展作家によるトークセッションを通して探って行きます。
The situation around photography and our life have changed with smartphone and tablet. And, how it comes out to artworks? Thinking and sharing about that through the talk session with the artists.
/Artists
竹下 想 / So Takeshita
美術家 / デザイナー
1989年生まれ宮崎県出身。「死から不死へ」をテーマに活動 / 芸術写真の実践の場「Plot」主宰 / WEBサービスSchooのデザイナー。主な展示は『無限スクロールの終わる夜に』（2018/KOBE819GALLERY）、『死から不死へ』（2015/KOBE819GALLERY）
http://sotakeshita.com
松岡 湧紀 / Yuki Matsuoka
1991年生まれ。東京在住。2016年首都大学東京大学院システムデザイン研究科修了。
メディウムとしての写真と、その周辺を取り巻く環境に興味を持っている。
室田 光祐 / Ko-suke Murota
1988年生まれ、大阪出身、大阪・京都を拠点に活動
個展 「消えて生く」「bends」
https://ko-suke-murota.tumblr.com/
UNFLATについて
“ 誰にも開かれたフラットな場所から、誰とも違うアンフラットな場所へ ”
FLATという言葉を名乗ったのが2013年で、写真学生が表現を語る場所、発表する場所として機能していた。学生だった頃はフラット、その誰にも開かれた言葉に魅力を感じていた。
しかし、同時に出入り自由というすぐに霧散してしまう不安定な連帯だった。楽しいから始まった僕たちも5年以上も作家を続けていれば、かつてのように「スーパーフラット」の存在さえも知らずにフラットを名乗っていた無知なままでは要られない。誰かが整備したフラットな場所を進んだところで、時の中には現れない。
これから10年20年と先に誰もが訪れる未知の場所を探すという思いを乗せて「UNFLAT/写真の実験の場」を再始動する。